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STEP29 「Trouble Woman」
・新登場人物、蒔絵先生
卓球経験者でかなり強いらしい、久勢北のOG。
入院だかなんだかした顧問の代打らしい。
まともな指導者がいない久勢北にとっては、きちんとした指導者が欲しいところではあるが、人に抱きついたり、ヒロムをペットのようにヒザにのせたり川末を「川坊」と呼ぶなど、言動からはかなり自由で破天荒な性格が伺える。
ギャグで済ませているが、山雀の背中を触って「曲がっている」とか言っていたのは、なにか身体の状態などをを見ていたのだろうか。
乙女ちゃんの(おそらく)本気の蹴りを交わすあたり運動神経はいいのだろう。
他の先生の話によると、〜らしい、〜のハズなどと曖昧な返事が帰ってくる。
言葉を濁すような場面も見られることから、在学時は色々と問題があった生徒だったのだろうか。
・合宿スタート
甘い物には疲れをとる効果があるらしいが、お菓子ならなんでもいいわけではないと思う。
おそらくは、遊部キャプテンの遊び心からだろう。
合宿と言っても、学校は通常授業中。
本来は、お菓子など持って来るのはマズイわけで、山雀先輩が没収。
ヒロムが「鬼ー」、「悪魔ー」などと言っているが、それだけ先輩とも親しくなっているということ。
ヒロムの人柄も影響しているのだろうが、先輩後輩の仲がいい事は悪いことではないだろう。
朝の練習から昼休み、夜の練習とかなり細かにスケジュールが組まれている。
新顧問、蒔絵先生は選手の自主的な練習方法に何も口を出さず、ただ見ているだけだが、それでも川末が指導を求めているのは、蒔絵先生と遊部、川末が練習だか試合だかをして、試しているような事が描かれていたので、かなりの実力者である事を確認済みなのか。
どうしてもと言われ、練習スケジュールに手を加えると、なんと朝、昼休み、夜のほとんどの練習をカット。
本来の練習時間である夕方も、細かな練習を訂正しただ一言「総合練習」と明記。
合宿なのに練習時間をとらないことに、部員一同は唖然としているが、本人は「身体を壊されたら困る」という。
ただの代理できているから、ケガ人が出ることの面倒さを考えてなのだろうか?
それとも裏があって、例えば自分が選手時代に無理な練習でケガをしたため、そんな思いを部員達にさせたくない、などの理由があるのだろうか?
詳しい事はわからない。ここで今週の話が終っているが、当然部員からはクレームがでるだろう。
来週以降、何らかの回答があるとは思うが、万一、練習内容に不満があるならやらなければいい、などと言って、部員の気持ちにトゲをさしたまま放置する可能性も、無きにしもあらずなので、もしその場合はどう対応するのか、気になりますね。