P2! STEP54「挫折」感想

さ〜て、今日はどこから手をつけたらいいのやら。
・何故、ゼロバウンドは返されたのか
お嬢と付き人君による、恒例のよく分かる解説コーナー。
一言でいうなら、ラバーの違いです、
といっても色が違うのは何も関係ないですよ(笑)
それじゃお嬢と一緒やん(笑)
頭がちょっと弱いお嬢が可愛いなぁ♪
そういえば、乙女ちゃんとかアキラちゃんとかどうしたん?

普段、粘着性ラバーを使用している遊部、粘着性ラバーと言うのは、
ボールに回転を加える事には優れていますが、スピードが出にくいため、
粘着性ラバーでゼロを垂直スイングで打つと、ボールは持ち上がっても相手コートまで届かないらしいです。
そこで出てくるのは、高弾性のラバー、コイツは、ボールをよく弾くため、
パワーとスピードが出るため、遊部はこのラバーを使って、
ボールを直線的に相手のコートまでとばすのです。
しかし、それではコートに打球が入らないため、遊部は自慢のスイングで
無理矢理回転をかけてボールを相手コートに落としているのです。
・・・・スゲー!
ちなみに、先週私が書いたゼロ返球の理由はこちら
・・・・完全に逆ですね、ハイorz
ゼロを返せないとき、回転が足らなくて持ち上がらない、
と言っていたと思ったので、この理屈は自信があったのですが、
見事に違ってました(笑)
遊部のようなペンドラは、基本的に高弾性ラバーを使っている、
という固定観念も私にはあったようですね。
しかも、メインの理由は、張の「モーションが〜」の一言でおしまい(笑)
でも、きちんと理論立てて説明しているのは凄いと思います、
どこかのテニス漫画とは大きな違いがあるなぁ(笑)
それにしても、ドライブにかけては天災と言われる遊部だが、
あんなボールを打てるのが同年代に2人も、という付き人君の言葉、
遊部のライバル登場フラグですか?
また鰐淵さんより強い人出てきちゃうの?
どんどん彼の立場が危うくなる・・・王華のレギュラーなのにorz


・タネ明かし
気付いた張は試合を止め、遊部のラケットを確認。
なんだか相手がズルいみたいな言い方になってる気もしますが、
普通は、試合開始前と同様に、ラケットを交換した時点で、
練習のラリーと情報交換のためのラケット交換を行えるので、
今回はそれを怠った張が悪いだろうな(笑)


・本当の挫折
試合は、遊部が10-2と大きくリードされるも、
高弾性のラバーに変わったことで、本来の攻撃スタイルであるドライブに
スピードとパワーが加わり、ボールの威力は格段に増す。
さらにゼロも完全に返せるようになり、ポイントを重ねていく。
一方のゼロを返された張、チームメイトはメンタルが崩れて負けてしまうのでは、との懸念を抱くが、高槻は何も心配してなかった。
過去、チャンは年上もいる中で万年2位のチームのエースとして、
チームメイトや監督に対しても傲慢になっていた。
NT入りも決まり、自分が卓球を出来なくなるなんて思いもしなかった。
しかし、突然の失明、入院生活、1日休めば1ヶ月遅れるというなか、
卓球が出来ない日々が続く。
NT入りは白紙に戻され、自分がかつて所属していたチームは、自分が抜けた後、初優勝を遂げていた。
自分の居場所が失われていく中、日本で目の治療をする事は、
彼にとって最後のチャンスだったのかもしれない。
せっかく掴んだチャンスを、手放すわけにはいかない。
これ以上、卓球が出来る自分の居場所を失うわけにはいかない。
負ける訳にはいかない。


彼の強い思いは、プレーとなって現れる。
届かないかと思われる打球に飛び込み、フェンスに突撃するプレー。
もう少しで、ボールはコートに入っていた。
ゼロを返した事で、プライドを打ち崩し、イケると思い込んでいる遊部も、
彼のプレーに飲み込まれていた。
まだ、彼は終わってはいなかったのだ。


・まとめ
ゼロ返球の理屈は、まぁ先週の通りで残念でした(笑)
一方で、また伏線を張ったりして江尻先生も大変だなぁ、と思います。
張の過去の話があるのは、まぁ当然と言えば当然ですが、
意外と早く持ってきたなぁ、という印象。
結局、昔も今も、傲慢なところは治ってないような気もしますがね(笑)
次号予告のアオリは決着がつくみたいなことが書いてましたけど・・・?
まぁ、いつまでもS1をチンタラやってる訳にも行きませんからねぇ。
後、いくらゼロを打つのでコートの片方に寄っていて、
オープンスペースが出来たといっても、秀鳳の面々にはすっかり忘れかけていた「天翔」という一歩動があるので追いつく可能性は十分にあり、
そうそう油断できないと思う。
プレー自体は凄いのに、両選手ともどこか抜けてるなぁ(笑)