ハイド&クローサー1巻感想


まぁ、ああやって自分を追い詰めないと書かないと思ったのです。
かなり簡易な感じになりましたが、そこで妥協してしまうのもまた自分。
なにはともあれ、2巻発売までに挙がって良かったわ。
区切りごとに感想を書く方向にしました。
第1劇 解禁 
1ページ目の仰々しい感じから、まさかクマのぬいぐるみのバトルものだとは想像できなかった思い出があります。
ハイドがものすごく渋くてかっこいいんだが、その理由はじいちゃんなんだな。
じいちゃんが渋くて粋な男前だから、その呪力が入って動いてるハイドも当然粋なカッコよさをもってるわけだ。

それにしても、ハマキチョコは見落としていた。
はちみつのほうは喋ってたこともあって印象強かったんだが、ハマキは自然すぎだ。
本気でデフォのアイテムだと思ってたが、単行本で初めて分かった。
自分の立ち読みの甘さを感じるなぁ。
第2劇 密室1
第3劇 密室2
対チルドスキー/ハラワタスキー戦。
ハイドたちの家庭でのやりとりを見ていると、リボーンを思い出すんだが、
まぁそれは置いといて。
春瓶が呪術の基本、結界を習得する話。
呪術の基本は信じる力、思い込む力なので、基本は心のあり方が重要。
ってことは特訓いらないね(後に特訓やってますが)
だから、ダメな春瓶がハイドと一緒に、徐々に自分を信じられるようになっていく、という少年漫画の王道要素を含んでいるっぽい。
当たり前といえば当たり前なんだが、ハイドは何があっても春瓶を信じている。
という描写がグッと来る。ベタな展開の良さを改めて感じた。
第4劇 六人
当面の間、春瓶がどれくらい危険であるかの指針みたいな感じで。
ハイドがどうやってチルドスキーを笑わせたのか気になる。
今までの戦いで、てんでダメだった春瓶は、勇気と自信を手に入れた。
これから、自分の身を守るために強くなっていく覚悟を決めるお話。
ちょっと大事な伏線も・・・。
第5劇 黒髪1
第6劇 黒髪2
第7劇 黒髪3
対神藤颯介/トミコ。
過去の友達が〜の下りの話がなかったらタダのアブナイ先輩だったわけで、
よく考えたら、その事情を知らない人から人気があるのは相当凄いことなんだと思ったりそうでもなかったり。
髪を伸ばして戦うトミコに対し、テキサスチェーンソーを封じられたハイドが、
家庭科室で油ぶちまけ、火だるまにする作戦を立てるんだが、そのときのセリフにしびれた。
「たかが火遊びだろ」はちょっとイカれたカッコよさを持ってるハイドにしか出来ないし、言えないセリフだわ、感動した。
そして、明かされるハイドの秘密・・・。
他の呪力で動く人形とは異なり、ハイドはクローサーの力で動いているため、
体内に蓄積された呪力が切れると、動けなくなるらしい。
そのタイムリミットが、刻々と近づいていることを、春瓶はまだ知らない。
ハイドが動かなくなる前に、春瓶が強くなれるように・・・。


まとめ
まぁ、第1巻ということもあり、簡単な話の展開を決めていく感じでしょうか。
この巻で重要なのは、
・ハイドとクローサーがカッコよすぎること。
・春瓶が徐々に成長していく話であること、心が強くなることを目的とする。
・ハイドはいつの日か動かなくなることの示唆。
の3点でしょうか。
特に3番目は、話の構成上大きなポイントになることは間違いなく、
そのタイミングは話全体を見たときにどの位置に来るのかかなり重要だと思う。
そこに至るまでの経緯、そのポイント、その後をどのように書いていくかが、
このタイトルが素晴らしい作品になるか否かの一つの着眼点になるでしょうかね。
ホントはもっとガッツリやりたかったんですが、文も思いつかなかったので簡単に。