うえきの法則プラス 1巻感想

来週頃には5巻(最終巻)が発売になるわけですが、まぁそれまでには少し触れておこうかなぁとおもいまして。

1話 一期一会の決意
前半がある程度説明的なのは仕方ないと思います。
ってことで、奪われてしまったキューブ(大切な人たちとの記憶)を取り戻す為、
植木たちの新たな戦いが始まる・・・。
テーマは「一期一会」
ラスト3ページが語る内容は、後になってきいてくる伏線。
植木とあいちゃんが再び出会う時、互いに敵同士になってしまうのか・・・。


2話 繁華界(街)へ・・・
目次の字とタイトルの字が違うんですけど(笑)
コミックス収録時には直してくれよ・・・。
ウールという羊(自称犬らしいw)の中にあるキューブを元に戻す為、
植木とウールは、繁華界と呼ばれる世界にある「メガサイト」を目指す。
ボロトラックでいきなり繁華界に到着するのはツッコまずにおこう(笑)
到着した先で一人の少女が借金取りの男に追われている。
後先考えずに首を突っ込む植木だったが、その男は能力者だった。
ウールの助けもあり、なんとか少女を救う事には成功したが、
植木は自分の無力さを痛感するのであった・・・。


3話 職能力って何だ?
目が覚めた植木がいたのは、「名柄クリーニング店」の一室。
助けた少女はミリーといい、この家で居候をしている。
彼女の話によると、この世界は人間界とは対をなすパラレルワールドらしい。
何もしらない植木は、今までウールを頼りにしていたが、
そのウールは、うんちくだけで洗濯音痴な店長ナガラに洗濯されたせいなのか、
何故か突然喋らなくなってしまった(笑)
力が欲しい植木は、「職能力」と呼ばれる力を得る方法について尋ねる。
植木の決意を感じ、何かを企むナガラは、能力について教える条件として、
ゴーグル争奪鬼ゴッコを提案した。


4話 VS店長バトル!!
ナガラのクリーニング屋にあるまじき身体能力の高さ(笑)
職能力の使い手(追い詰めるまでは能力は使わない条件付き)でもあり、
地の利もある不利な状況で、ウールを投げたり(笑)、ウールを縄にくくって投げたり(笑)するなどの小細工と執念でナガラを後一歩のところまで追い詰めるも、
ガケから飛び降り逃げるナガラ。
それを追いかけて一緒に飛び降り、ゴーグルを奪い取った植木。
力で助かるナガラに対し、自らの命をも顧みないで飛び込んだ植木の姿をみて、
ナガラは彼の面白さから何かを感じ取って「4人目」に決めたのだった。
ゴーグルを奪い、ゲームに勝利したが、気を失ってしまった植木。
目が覚めた植木は、大きな洗濯機の前にいた。


5話 洗濯機の試練
職能力とは特定の道具に特殊な効果を加える能力の事。
右手の道具紋と左手の効果紋からなる。
ただし、道具ならなんでもいいわけではなく、
人と人がそうであるように、道具にも相性があるらしい。
植木は、自分と最も相性の良い道具を選び出す試練に挑む。
まぁ、試練は9割方洗濯オンチのナガラの妨害によるものですけど(笑)
「ハリケーン乾燥モード2倍」とか「超水圧ビームすすぎ」とか
どんな洗濯方法だよ、洗濯物ボロボロだって(笑)
3回のチャンスのうち2回を失敗し、追い詰められた植木が、
最後に引いた道具は、ボロボロのモップだった。
まさか、洗濯されすぎてボロボロに・・・?(笑)


6話 ナガラの頼み
モップの道具紋を手に入れ、見事に能力者の仲間入りを果たした植木。
困っているナガラの頼みを聞き、町へ行く事に。
その頼みとは、ミリーの兄であるハイジを連れてきて欲しいとの事。
町で花屋から借金を取り立てているハイジを見つけるも、
植木は取り立てられている方をハイジと勘違い、流れでハイジとやり合う事に。


7話 ハイジの筋
6話と7話はセットな感じですかね。
引き続きハイジとやり合う植木。
ハイジの強力なパワーの前に防戦一方の植木だが、
ハイジは上司の命令で一旦引く事に。
植木が勘違いしてたハイジ君に罵声をあびせるハイジだったが、
その言葉の中からハイジの優しさを感じた植木は、彼を追いかけることに。
借金の取立てが出来なく、口答えをしたハイジは上司から罰を受ける、
上司に逆らわず、筋を通すハイジの危機。
その危機に駆けつけたのは植木だった。
またまた後先考えずに首を突っ込む植木にハイジもボー然。
しかし、このまま無事に終わるハズがない、植木とハイジの運命やいかに?


まとめ 
前作同様に、話の中にも細かなギャグを入れ、進めていく感じが、
なんともいえないです。
真っ直ぐな植木の思い、誰かのために自分を犠牲に出来る植木の決意に
周りが動かされていくのが心を動かされます。
展開としては若干早い気もしますが、登場人物とか考えると、
これくらいがちょうどいいのかなぁ?
今回も注目のひとつに能力バトルがありますが、
無条件に強いだけじゃなく、きちんと限定条件を考えるのがすごいなぁ。
まだまだ謎の部分も多く、それらが明かされていくのも楽しみなところです。