P2! STEP56「決着」感想

・決着
壮絶な打ち合い、静まり返る会場。
ある者は、一つ一つのプレーに目を凝らし、
またある者は、声が枯れるほどの応援を送る。
壮大な見開きに現れたるは、巨大な鳥獣と、銃を構える小さな人影。
銃口は、獲物を捕らえ、仕留めた。
この見開きがやたらと力が入ってるなぁ・・・。
狩人が、難解なハンティングに成功するように、
遊部は苦しみながらも、張という強大な相手に勝利した。
ゲームカウント3−2、最終セットのスコアは11−8。
相馬は遊部の勝利を張の戦術ミスと判断したが、
一方で、今までの遊部にはなかった終盤の驚異的な粘りを見て、
かつての岩熊の影を垣間見たのかもしれない。
負けてベンチに帰る張だが、素晴らしい試合内容にはチームメイトも
心を動かされ、暖かく迎えられる。
張の試合は、負けたとはいえ秀鳳ベンチの士気を高める結果となった。
一方の遊部の勝利は、久勢北にとっての貴重な1勝と、
秀鳳以上にチームメイトの士気を高めた。
蒔絵に主将と呼ばれ、照れる遊部の表情は珍しいなぁ。
・遅れて到着
蒔絵に手首の具合を見られ、悲鳴をあげる遊部の声をキャッチする、
一人の帽子の耳(笑)
そこで音は聞き取れないだろうよ(笑)
ってことでやっとこさアキラが会場入り。
さすがにその帽子はないと思うが、アキラならいいの?
格好に凄く不釣合いなんじゃないかな?
出迎えに上がった草次郎とお嬢とはメールアドレスを交換する知り合いらしい。
ってかアキラによりお嬢の名前が判明、エリスというらしい。
まぁ、これからも大体の場合はお嬢で通すような気もしますが(笑)
ってか君たち3人はどういう関係なんだ?
怨みノートって何だ、彼らの間に何があったのか、激しく気になる。
・S2
川末VS水無瀬のカットマン対決。
眞白見解では、ここで川末が勝って、ダブルスとヒロムが負け、
2−2でラストの眞白に回ってくるという計算らしい。
っていうか、そうしないと普通に考えて久勢北に勝ち目はないだろうよ。
川末はいつも通りだが、秀鳳・水無瀬はそうも行かない。
ビデオを何度も繰り返して見直し、プレースタイルをトレースし、
ずっと憧れていた人と試合をするなんて夢にも思っていなかったが、
今はそうは言ってられない。
張が素晴らしい試合をした後で、アッサリ負けたりなんて出来ない、
テンパりながらも、川末と正面から向き合う決意を固める。
眞白が言うには、此処で川末が水無瀬に接戦をしたり、
万が一負けたりすると傾きかけた流れを秀鳳に持っていかれてしまうため、
キッチリと勝つ事が求められている。
眞白も人のことは言うなぁ、自分だって大山崎に勝てるかどうか怪しいのに。
しかも、普通カット同士の試合って長引くんだよなぁ。
促進ルールとか平気で入っちゃうもん。
でも、川末にはそんな心配は全く要らなかったようで、
第1セットを11−6で先取。
しかし、会場に来たアキラと顔を合わせる川末。
あまりよろしいとはいえない兄弟仲、
そして、相馬のいう、袈裟の合わないプレースタイルとは・・・。
力の差こそあるのかも知れないが、川末につく不安要素がいくつも垣間見え、
相手は自分の事を良く知る→研究している人物。
なにもなく、勝ちを掴む事が出来るのだろうか?
・まとめ
遊部の勝利はチームの士気向上に、遊部自身の成長も促したのでしょうか?
まぁ、少なくともキャプテンとしての成長は、少しばかり見られたのではないでしょうか。
一方の川末は、試合こそ優位に運べるが、周りの声や状況が妙に気になる。
眞白も言っていたが、久勢北の勝利は遊部、川末、眞白が勝つのがセオリー。
どこか一本でも欠けたらチームの勝利は限りなく低くなると思われる。
それこそヒロムが高槻に勝つなんてことがあったら卓球ってなんだろう?
なんて1週間くらいは考え込んでしまいそうだわ(笑)
最後のシーンで相馬の言っていた袈裟に合わないってのは、以前に王華監督の
城島もいっていた事ですね、遊部をスカウトしたけれど、川末に声を掛けなかった理由もそこに隠れてるらしいっすね。
その他にも、昔は良かったと思われる兄妹仲も今はあまり良くない事、
才能の限界から一度は卓球をやめ、ラケットを折った事、一人称の「僕」と「俺」。岩熊の言っていた自分の事で手一杯。
川末に関しては、伏線めいたキーワードがあちこちに散らばりすぎて、自分でも収集つけられないんですが(笑)、ここらでいくらか回収するんでしょうかね?
アキラが川末の試合の時に来たのも、伏線を回収する意図があるからかもしれませんし、この話については誰の口から語られるかによって見え方や印象が変わってしまう可能性が十分にありますしねぇ。
なんにせよ、久勢北、まずは1勝です♪