ハヤテのごとく!BS読まずに更新企画 まとめもどきと考察もどき

企画のはじまりについてはこちらをご参照ください。
なんだかんだでダラダラやってきた企画ですが、そろそろ一区切りつけたかったので、一応の総括的なことを。


まず、231話からの流れとして、原作でどんな話をやってたかというのを振り返りたいと思います。

最初は、ミコノスと別れ、ハヤテたちがアテネに到着します。
船の上では王玉の話を少ししていました。
アテネに到着してからは、いきなりヒナギクアテネと知り合いという(私にとっては)衝撃の事実を知り、
白皇学院理事長である事やら5人の理事の話が出てきます。
そして、ハヤテにふいに訪れた10年ぶりにアテネとの再会。

この辺からハヤテの心が揺らぎっぱなしで、この時はアテネが自分のことを忘れているという話でしたが、
後にヒナギクの話から自分の事を覚えている事に気付くんでしたね。アーたんと呼んでいい人は・・・ってヤツです。

翌日は、ハヤテも周りに気付かれないように心がけつつもかなりボーっとする場面が見られ、
マリアたちの心配及び勘違いを誘発したりして、マリアさんの素敵な勘違いで、
ハヤテはヒナギクとのディナーが憂鬱であると捕らえられたり、ヒナギクはそれをなんとか挽回しようと息巻いて、
マリアさんもフォローの声をハヤテにかけ、西沢さんはナギとあちこち観光する話を進める、そんな昼間。

夜はハヤテとヒナギクが高級レストランへディナーへ、ナギハムマリアで夜のアテネ歴史探訪。
ヒナギクはこのディナーをキッカケにハヤテに告白を試みていましたが、
ハヤテがマリアさんにもらったアドバイスもあってか、ずっとフワフワしていたアテネに対する気持ちに1つの答えを見出し、
自分がアテネを好きであることを告げる。それを聞いて、ヒナギクは告白できずじまい。
ハヤテは再びアテネの元を訪れ、執事のマキナと対峙するのであった・・・。


こんな感じでざっと十数話を振り返れたでしょうか。
この十数話では結構色々な情報が新しく提示され、ヒナギクアテネと知り合いで〜なんていう話は、
私としては相当衝撃的でした。アテネの存在と言うのは、ロイヤルガーデンにおけるハヤテ幼少期編であったようにある種の封鎖的な話であったため、アテネがハヤテ以外と繋がっているという認識を勝手に排除してしまっていたので、
まぁせめて天王州家として考えるときに三千院家や鷺ノ宮家など、大富豪系の繋がりはあったとしても、
白皇学院側から、しかもヒナギクと接点があろうとは微塵も思っていませんでしたわ。
そんなこんなの展開で、タイミングも良かったのでしょうがBSを読むことで情報を知りすぎる、
また読まないことで情報が不足するといったイメージを受けることはそれほど感じませんでした。
ただ、この間BSは全く読んでいないため、もしかしたら更なる情報がBSで出されている可能性を考えなければいけませんがw




・まとめというか、考察もどきというか
さて、BSを読まずに更新をやろうと思った目的のひとつに、某記事で書かれていたBSによる情報が余計である、
本来その情報が入るべき作品の中にないから、内容が薄くなっている等のポイントを意識しました。
それに関する部分で1つ考えてみたのが、本来入るべき部分にその情報が入りきらずに内容が薄くなるという点を考えました。
この十数話を読んでいて、この辺の話だったから特にそうだったためかもしれませんが、過去との絡みが大きなウェイトを占め、
作中でも幾度となく過去の描写、回想シーンが描かれて、読者(少なくとも私個人)には強く強く印象付けられました。
その上で、ストーリーを通して感じてみると、ちょっとクドイというか、その回想描写が多少多いのではないかと感じました。
この感覚は、ストーリー進行の遅延、情報容量の不足(この書き方は不適切かも)等を招く恐れがあるのでは、
という意識に繋がりました。
もしかしたら、この過多な過去の話を適宜削り、繋げていったとすれば、多少なりともスムーズなストーリー進行、
或いはBSで話していた内容をそのまま作品内に盛り込み読み手に伝える可能性もあったかもしれません。
そういった点では、BSによる情報は必ずしもBSで出す必要のないものもあるかもしれないという事はできるかもしれません。
しかし、この問題は本来それほど大きな問題にはならないとも考えられます。
少年サンデーに週間連載されている「ハヤテのごとく!」という作品を読んでいるのは、
私のような毎週その作品を楽しみに待っている人もいれば、たまにチラッと見かけるだけの人、
はたまた今週が初めてハヤテに触れる人だっているかもしれません。その占める割合を考えれば、私のような人間にむけて内容を決めるより、
圧倒的に割合が多いと思われる初めて読む人、或いはチラッと読む人などのために内容を少しでも汲みとりやすくするのは至極当然の事で、
それは時に毎週作品を読み込んで考えを巡らせる種の人にとっては必ずしも優しくない仕様になっていることもあるのではないでしょうか。
そこをバランスをとって繋げていくのが作者の腕の見せ所でもありますが、
ある程度は私のような種類の人も上手く捉えるように心がける部分があってもいいのかなぁ、とも感じました。
この辺が考察と言うかちょっと考えたひとつのまとめみたいな感じです。


・おまけの話
さて、ここからあまり関係ないですが、中身が少ないのもアレだと思ったので、ここ最近で考えたような事とかを。
結局王族うんたらとか、ロイヤルガーデンとか、未だに謎な部分が多すぎるんですよ。
そこを考察の材料にsうるとなると、相当な読みこみや予備知識を必要とするなぁ、ということ、
そういえば咲夜が合流するんだよなぁ、とか愛歌さんのおつかいって・・・とか、そんなことしか考えられない。
それで、使い物にならない頭を頑張って使ってみたところ出てきた妄想が、


そもそもロイヤルガーデンとか王玉とか、そんなものは結局元を正してしまうと、それほど重要じゃないんじゃなかろうか。
これらのものは、あくまでもハヤテが過去を乗り越え、或いは向き合って前へと走り出すためにあるだけのもので、
本来の物語をはじめるために仕方なしに通らなければならない道なのではないだろうか。
今のハヤテの流れはかなりの時間をかけて進んでるけど、かつて桂ヒナギクというサブキャラクターがその過去を絡めた物語でも、それなりに展開して、見せ場を作り、イベントを用意して大きな反響を産んでいました。
サブキャラクターの一人でさえあれだけのストーリーがあったのだから、本作の主人公であるハヤテの物語となれば、
もっと大きな話になっても不思議はないと考えられます。ある程度広い話なのは当たり前、問題はそこじゃないんですよということ。
何が言いたいかと言うと、今までのハヤテの話って、実はそんなに、というか大げさに言うとこれっぽっちも重要じゃなくて、
むしろこれから「ハヤテのごとく!」が「ハヤテのごとく!」の物語として始まってからの方がずっと重要なんだよ、ということです。

連載が始まった頃のハヤテは、どこかヘラヘラしていて、どんな困難が来てもそれほど切羽詰った表情など決して見せませんでした。
そして、ここ最近のハヤテを見ていると今までとはハヤテの心理描写やら動きやらがどこか違うな、という感想があったと思います。
私も実際そのように感想を書いたりもしていました。誰かの考察が元になっているのですが、私の感想内では、
ハヤテの時間が過去に止まったまま、これから動き出そうとしている、とかなんとか良く書いていましたが、これを言い換えると、
今まではぶっちゃけハヤテにあんまり関係ない話だったからヘラヘラしていた、真剣味が足らなかったと捉える事が出来るのではないか、
ソレに対して、最近のハヤテがちょっと違うのは、自分の話だから真面目な顔をしていると捉える事が出来るのではないでしょうか。
さらに言うなら、これからの話が重要であると述べたので、それを考慮すると、これからハヤテはもっともっと真剣な顔をするのではないでしょうか、
となんとなく予測しています。
必ずそうとは限りませんが、ある程度は誰だって、自分の事となれば真面目に、真剣に向き合っていく部分があると思います。
それは人のことよりも真面目になる部分だとも思います。
それを考えれば、例えば、ハヤテはヒナギクの誕生日の話で優しい心遣いを見せましたが、それは当時ヒナギクが思い悩んでいたのとは、
真剣さの度合いが違うと思います、それはそのときの話はヒナギクの話なので、ハヤテよりもヒナギクが真剣になっているのは当然だからです。
ナギだって、ゆっきゅんの話が絡んだ時には強気は影を潜め、考え事をしたり、ちょっと弱い部分を見せたりもしたような気がします。
それは、自分の家族のことだから、当然他の人よりも真剣になっているからです。


そして、これからのことが重要とするならば、今まで自分の為に真剣になっていたハヤテたちが他人の為に真剣になるという変化じゃないかと思います。
それを考えるキッカケが、シスターに王玉を盗られるくだりのハヤテの姿です。
このとき、ハヤテは自分の為に真剣になりましたが、それ以上にナギのために真剣になったと私は感じました。
他の人の為に真剣になる姿が見られるのがこれからの「ハヤテのごとく!」なんじゃないか、過去を乗り越えるということは、そういう意味で、「ハヤテのごとく!」が始まるための準備段階みたいな捉え方をすると、まだ物語りは始まっていないという事なのかなぁ、と思いました。
ちなみに、物語と言うのは主人公ハヤテとメインヒロインであるナギとマリア、この三人の物語だと思います。
アテネが重要なポジションとしてみられがちというか、そんな感じでキーパーソンとして扱われています。確かに彼女はそれだけ大きな存在であるかもしれませんが、彼女はあくまで「ハヤテのごとく!」におけるメインヒロインではないのです。
複数の物語が複雑に絡み合ってしまい、その中で色んな因子が影響を及ぼしあっているため、何かの存在が必要以上にが大きくなってしまったり、あるいは小さくなってしまったりすることもあるのかもしれませんが、最終的な物語の根本の、芯の部分は3人の登場人物が握っていると思うし、そうでなければいけないのではないでしょうか・・・。


そんな事を考えたんですが、こうなってくるとマリアさんの存在が大きいんだよなぁ・・・と。
ボヤ〜っと考えの中にあったのは、物語の始まる条件が過去を乗り越える事(或いはそれに近いこと)だとした場合に、マリアさんの状態が、一部に不明という文字を担っているので、この解決方法が今の所全く思いつかないんですよねぇ・・・。
この辺の話はストーリーが進んでいけばなんかしらあると思うので、
そのときにまたいろんな考えを膨らませたいなぁ、と思っております。


・さいごに
なんだかグダグダと意味のわからない文章を書き殴ってしまったと思いますが、最後まで読んでいただきありがとうございます。
文章構成等確認がおいついておりませんで、おかしな部分、矛盾している部分等ありましたら教えていただけると幸いです。
少しでも私のココ最近の考えが読んでいただいた方々に伝わったのならこの企画をやって少しは良かったと思えるかなぁ、と考えています。
ひとまずBS見ないで更新企画はおしまいにして、次からは平常通り、水曜の感想後にBSを読むスタイルに戻したいと思います。