ハヤテのごとく!365話感想

先週はお休みでしたねぇ。
どうでもいいようですが、扉絵のアオリ文があっているようで間違った意味合いを含んで
しまっているように思われるんですよねぇ。
確かに西沢さんは、誰よりもムラサキノヤカタに住みたい、執事付アパートに住みたいのかも
しれません。しかし、それは執事=ハヤテである事が主たる要因でして、それが執事(クラウス)付の
アパートだとすれば、別の需要こそあれ、西沢さんが感じるであろう魅力が低下する事は明らかだと
思います。もちろん、ハヤテは主人公ですし、これまでのストーリーからして執事付アパートにいるのは
ハヤテである事に間違いないのですから、問題ありませんが、それはそれは遠い昔、このマンガが
執事コメディーと呼ばれていた頃(今もそうだとは思いますが)は、ヒムロだったり野々原だったり、
巻田と国枝だったり、それはもうたくさんの執事が血で血を洗う争いを繰り広げてたワケです(笑)
このマンガがもっともっと執事色を違った形で押し出していたとすれば、きっと今週のアオリ文に
対して正解の意味合いはずっと薄まっていたんでしょうね(今週までハヤテが続いていたかを考えるのは
また別の話ですが)




さて、前置きが長くなってしまったのですが、今週は主にトラと幽霊フェーズと、普通の一家フェーズですね。
タマが普通に神父さんとしゃべっているのをみて、あれー?って思ってしまったんですが、
前になんかありましたっけ??
神父さんの引っかかることが気になるんですが、そもそもあなたは執事クエストで成仏しそこねた状態で、
しれっとそのままこの世に定着し、更には成仏すべくメイドさん魂をリクエストしたにもかからわず、己が欲望を
満たしてなおこの世にとどまり続けるというこの現状が引っかかりまくりなんですが、まぁ楽しそうにやってるんで
よしとしましょうかね(笑)
ってか、今週の神父がゆっきゅんに見えた(笑)


普通一家のほうは、なんか青春してますなーってな印象です(それだけかよw)
きっと西沢さんが愛に生きる姿ってのは心に強く残るんでしょうね。ただ、私は今週の主役ポジションは
西沢家のお父さんにあると感じました。今までは、ちょっとだけでてくるなんでもないただの世間の荒波に
揉まれて疲れ切った冴えない普通のサラリーマンっていうイメージしかなかったんですが、今週はその
バックグラウンドというか、これまでのキャリアというか、人生経験みたいなものに厚みがついたように見えます。
また、歩に対して愛情を持って、大切に育ててきたことを感じました。
今週のラスト5ページくらいは結構心にくるシーンだと思ったんですが、多分この言葉を他の誰でもない西沢さんの
お父さんが述べているからいいんでしょうね。


「何かあっても・・・やらないで後悔するよりも、やって後悔する方がいい。絶対にいい。」
「できないとやらないは意味が違うって事・・・私ももっと早く学んでおきたかったよ・・・。」
「大丈夫・・・私たちが思っているよりも、いい子に育っているよ、歩は・・・」


おそらく、お父さんもなんらかのやらなかった後悔を心に抱えているのでしょう。もしかしたら、
何か大切なものを失ってしまったのかもしれません。そして、それはもう取り返しのつかない、
今となってはどうすることもできないことなのではないでしょうか。
絶対に、と強調しているあたりからも、それはそほどお父さんの心に根を張っているのでしょう。
そして、そんな自分の失敗を糧に、子供にはそんな経験をしてほしくない、と思うのでしょう。
子供にとっては想像しえないことかもしれませんが、それを自分たちなりの方法で、
懸命に伝えようとするのでしょう。ちょっと違うかもしれませんが、ルカの両親が自分たちと同じに
ならないように、身銭を切ってレッスンを受けさせたのも、似たような考え方ではないでしょうか。
そして、それは子供に伝わっていることもあれば、伝わらずに同じ過ちを繰り返してしまうこともあるでしょう。
そんな中で、西沢さんは、恐らくやらずに後悔するという事ををしないで済むような選択を自ら導き出し、
実行に移そうとしています。それがどんなことであるかは置いておいて、お父さんにはその事が伝わった。


お父さんは、嬉しかったかもしれません。誇らしかったのかもしれません。
自分の言動一つで、せっかく気づいた娘に、同じ過ちをさせるわけにはいかないと考えたかもしれません。
親は少ならず、子供にこんな風に育ってほしいと願い、想い、育てようとするのでしょう。
そして、子供の成長が自分の想像を超えて、大きくなっていた、そんな一面を垣間見ることができたのかな、と思います。



なんだか、脈絡のない文章になってしまいました(いつものことですが)
今日はこの辺で終わりにしときましょうかね。